高精度単独測位(PPP方式)

測位技術の基礎知識

高精度単独測位(PPP方式)とは?

基準局無しで高い精度の測位が可能です

PPP方式は「Precise Point Positioning/高精度単独測位」と呼ばれ、RTK方式と違い、近接の基準局のデータを利用せずに、搬送波位相で数cmの精度を達成する方式です。二重位相差などを使用せず、衛星の精密歴(軌道・時計)が与えられるものとして、2周波で電離層遅延量の影響のない観測値を作り出して、測位を行います。

PPPの利点は、受信機側のソフトの比重が大きくなりますが、近接基準局が必要ないという点が大きな魅力です。

準天頂衛星みちびきの信号を受信できるマゼランシステムズジャパンの受信機は、RTKのみならずPPP方式による単独での高精度単独測位が可能です。